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朝倉康登

木工鳥取県東伯郡湯梨浜町

1985年 鳥取県生まれ
2010年、自らの手で作るモノ作りに魅せられ
2014年から本格的な木のモノを製作をしています。
木材は鳥取県産にこだわり、科学塗料は使用せず、釘もなるべく使わないなど、誰が使っても気持ちのよいモノづくりを目指しています。
食器の引き出しをあけたとき、たくさんある食器の中から自然と手に取って使っている。そんな気取らない普段使いの器で使って欲しいと思います。

おぐら屋

郷土玩具鳥取県岩美郡岩美町

因幡地方最古の岩井温泉の温泉街の一角に「おぐら屋」はあります。
約200年前に木地師(きじし)の小椋佐兵衛が挽物(ひきもの)を製作したのが始まりですが、その流れをくむ小椋家八代目により、従来の挽物に独創的なデザインと技術を加えて木彫人形十二支が作られました。全体を挽物細工で作り、泥絵具で彩色しています。

鳥取刃物鍛冶

手打鍛造鳥取県八頭郡智頭町

芯材の鋼は、稀少価値が高く入手困難な国産の砂鉄を使い、たたら製鉄にて作られた安来鋼を地金に挟み手打ち鍛造し包丁にします。日本国内で鍛造包丁の作れる技術者は50名程度と限られています。鳥取県八頭郡智頭町にある鳥取刃物鍛冶の包丁は稀に見ない切れ味を誇っています。刃の表面に波模様が入っているのは、日本海の荒波を表現しています。

おりもんや

染織鳥取県米子市

この社会には、体や心に障がいを持つ方々が、私たちが想像するよりも、はるかに多く存在します。「おりもんや」は、そうした障がいを持ちながらも、仕事がしたいと願う方々へ、織物の仕事を通して働く喜びを提供するための“協労の場”として、誕生しました。織物の素材は綿が中心で、綿の栽培から糸紡ぎ、草木染め、織りまで、すべてを一貫して行っています。
私たちが織物にこだわる理由はふたつあります。ひとつは、それが一人ひとりの能力や適性に合わせやすい手仕事だという点。
もうひとつは、一枚の布が完成するまでには、単純なものから複雑なものまで、さまざまな作業工程があり、誰もが仕事に参加しやすいという点です。そして、織物がひとつの作品として生まれてくる過程を通して、一人ひとりが仕事の担い手となって、協力し合う関係を築いていくことを、私たちは目指しています。

YANAGIYA REPRODUCT

郷土玩具鳥取県

「柳屋」は鳥取県鳥取市にて1928年から2014年までの 86年間にわたり郷土玩具を作り続けた工房です。屋号は「柳に雪折れなし」という、ことわざに由来します。
 初代 田中達之助は因幡地方の歴史や伝説を元に創作玩具を発表する一方、廃絶していた玩具の復元にも尽力し、妻 利子とともに研究と制作を重ねました。屋号を体現するような仕事は娘夫妻へと受け継がれ、張り子面や土鈴、木製人形など、50種類以上にも及ぶ多種多様な玩具が生み出されました。
 2020年に始動した『YANAGIYA REPRODUCT』では新たな作り手たちが二代目 田中謹二・宮子夫妻にその手法を学び、柳屋の玩具制作に取り組んでいます。

福光焼

陶器鳥取県倉吉市

私は物作りしています。物を作ることが好きで、この道へ入りました。蹴りロクロで水引から焼きあがるまでの作業は、とても大変な仕事です。色、バランス、使い勝手の良さなど、いろいろなことを窯出しするたびに感じております。
登り窯から頂くものはとても多いです。いったん窯に火を入れると、一歩も離れられず、窯に命令されるがごとく、薪を投じるのです。作品ができるまでは、いかに引き上げるか、どこでとめるか、膨らませるか、いつもそのことが脳裏を横切ります。
一度粘土を焼いてしまいますと、土に還るには程遠い年月がかかります。決して土を粗末にしないことが、粘土を使わせて頂く者のお礼ではないでしょうか。
最初から最後まで仕上げ『育てて』やることが、私の器『子供達』への思いです。焼き上げていく器達が、皆様の心安らぐ生活にお役に立てればと思い、作陶に励むばかりです。

河本賢治, 河本慶

はこた人形工房

郷土玩具鳥取県倉吉市

鳥取県倉吉市に200年以上続く備後屋という玩具工房があります。創業は江戸時代後期、1781年から玩具を作られています。
工房付近は昔、商家が多く紙を使って帳簿をつけたり文を出したりと紙を使う機会が多かった土地柄です。そういった紙を再利用して備後屋では張り子玩具にして、子供の玩具に持たせたという記録がありました。
張り子とは木型に和紙を張り重ね、木型から張り子を抜き取り、胡粉で下地を塗り、染料や日本絵具で彩色し、膠で艶出しした張り子細工です。

信夫工芸店

郷土玩具鳥取県鳥取市

昭和21年(1946年)先代の信夫規安氏が創業し、木製工芸品、民芸品、郷土玩具などを製作。
昭和40年(1965年)から息子の賢太郎氏が継ぎ今に至っております。
十二支の玩具は県内の杉、檜材を使用しそれぞれの特徴を六面変彩に単純化し、どことなくモダンな絵付でかわいらしく仕上げた手づくりの郷土玩具です。
2代目 信夫賢太郎

木の椅子JUN

木工家具鳥取県東伯郡三朝町

私は1964年、鳥取県三朝町に生まれ、奈良教育大学で美術を学びました。
木工に興味があったので、大学ではスピーカーやタブレット、屋台、スケートボードなど、勉強とは関係のないものを一生懸命作っていました。椅子のデザイン会社に就職してからは、木製の椅子作りがライフワークになりました。1998年には奈良県に住み、木工作品を制作しました。作品は「朝日クラフト」「日本クラフト」「高岡クラフト」などに入選。
2013年、鳥取県三朝町にアトリエを構える。 家具は生活の道具であると考え、シンプルで実用的な椅子やテーブルを作るワークショップを開催している。

工作社

木工家具鳥取県鳥取市

工作社は本間 公(ホンマ アキラ)主宰の家具工房です。
鳥取の木を主な素材とした家具製作・店舗内装・グラフィックデザインをしています。

国造焼

陶器鳥取県倉吉市

明治に祖父母が倉吉市の不入岡(ふにおか)、上神(かずわ)一帯の陶土が焼き物に適していることに着目、この地に移り住み明治23年(1890年)に創業する。不入岡の近くには伯耆の国の造(みやつこ)をまつった大将塚があり、「こくぞうさん」と呼び親しまれていたことから、こくぞうさんにあやかって、昭和五十年、初代 秀治が『国造焼』を創始しました。
朝夕に伯耆大山を仰ぎ見る環境にいて、祖父母の代から土と共に生き、土に取り組むことのできる喜びをこれからの作陶に活かして、皆様に「こくぞうさん」の愛称で親しまれる窯元でありたいと思います。
4代目 山本佳靖