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おぐら屋

郷土玩具鳥取県岩美郡岩美町

因幡地方最古の岩井温泉の温泉街の一角に「おぐら屋」はあります。
約200年前に木地師(きじし)の小椋佐兵衛が挽物(ひきもの)を製作したのが始まりですが、その流れをくむ小椋家八代目により、従来の挽物に独創的なデザインと技術を加えて木彫人形十二支が作られました。全体を挽物細工で作り、泥絵具で彩色しています。

YANAGIYA REPRODUCT

郷土玩具鳥取県

「柳屋」は鳥取県鳥取市にて1928年から2014年までの 86年間にわたり郷土玩具を作り続けた工房です。屋号は「柳に雪折れなし」という、ことわざに由来します。
 初代 田中達之助は因幡地方の歴史や伝説を元に創作玩具を発表する一方、廃絶していた玩具の復元にも尽力し、妻 利子とともに研究と制作を重ねました。屋号を体現するような仕事は娘夫妻へと受け継がれ、張り子面や土鈴、木製人形など、50種類以上にも及ぶ多種多様な玩具が生み出されました。
 2020年に始動した『YANAGIYA REPRODUCT』では新たな作り手たちが二代目 田中謹二・宮子夫妻にその手法を学び、柳屋の玩具制作に取り組んでいます。

はこた人形工房

郷土玩具鳥取県倉吉市

鳥取県倉吉市に200年以上続く備後屋という玩具工房があります。創業は江戸時代後期、1781年から玩具を作られています。
工房付近は昔、商家が多く紙を使って帳簿をつけたり文を出したりと紙を使う機会が多かった土地柄です。そういった紙を再利用して備後屋では張り子玩具にして、子供の玩具に持たせたという記録がありました。
張り子とは木型に和紙を張り重ね、木型から張り子を抜き取り、胡粉で下地を塗り、染料や日本絵具で彩色し、膠で艶出しした張り子細工です。

信夫工芸店

郷土玩具鳥取県鳥取市

昭和21年(1946年)先代の信夫規安氏が創業し、木製工芸品、民芸品、郷土玩具などを製作。
昭和40年(1965年)から息子の賢太郎氏が継ぎ今に至っております。
十二支の玩具は県内の杉、檜材を使用しそれぞれの特徴を六面変彩に単純化し、どことなくモダンな絵付でかわいらしく仕上げた手づくりの郷土玩具です。
2代目 信夫賢太郎